山田人形店について

大切なのは技術と知識、そして細やかな心配り。
私たちは日頃大切にしていることが「技術と知識」、そして「心配り」です。
ご要望を満たすため、柔軟に対応できるようセミオーダーでオリジナルの雛人形をお作りすることもあります。そうした対応のためには技術と知識が必要なのです。商品を売ることだけを考えるなら、お客様に好きなものを選んでもらう方が楽かもしれませんね。
ですが、大切な人へ贈るために当店へ来てくださった方には心から満足してほしいので、一人ひとりしっかりとお話を伺うことが必要だと考えています。お客様のご要望へ、細かいところまでご提案をする心配りも必要なのです。

喜んでもらいたいから。
当店で扱う商品は、大切な人へ贈り、喜んでもらうものを扱っています。
私たちは「商品を売る」だけではなく、「喜んでもらうこと」のお手伝いをさせてもらっているのです。
だからこそ、伝統を大切にしながらも、毎年作る雛人形はその年の流行を見てどんな雰囲気が好まれるか、調査して着物の柄や風合いに反映したり、時に新たな発想で作ってみたりと挑戦を重ねています。
そうして日々積み重ねる技術や知識、セミオーダーでの対応も、お客様の想いに寄り添いながらご提案することはとても大変です。ですが、「ここで選んでよかった」そう感じて喜んでいただけることが、私たちのやりがいなのです。

伝統や文化を伝え、
地域とのつながりを大切にする。
名古屋やその近郊ははるか昔より工芸技術が発達しており、令和3年には雛人形や五月人形、こいのぼりなどが伝統的工芸品指定を受けてもいるのです。
雛人形や五月人形などは、女の子であれば桃の節句、男の子であれば端午の節句という節目にお子様が健やかに成長できるよう願って送られるものです。
私たちは桃の節句や、端午の節句を含めた五節句を祝う文化を大切にしたい、その想いで毎年各節句ごとに社内イベントを行っています。1月には餅つきや、3月の桃の節句では草餅、5月の端午の節句にはあんころ草餅など各節句の料理を社員で楽しむイベントを行ったり、地元の学生のため職場体験などを行っています。
沿革
- 昭和21年
- 師勝村鹿田にて一代目裕光が雛人形製作を始める
- 昭和47年
- 二代目裕光を襲名
- 昭和54年
- 人形館オープン
- 平成元年
- 工房ビル完成
受賞歴
- 毎年
- 名古屋吹上ホールで開催される中部人形節句品コンクール受賞
- 平成30年
- 企画部門 中部経済産業局長賞
- 令和元年
- 名古屋市議会長賞
- 令和3年
- 日本人形協会長賞

R4-039
伝統的工芸品として
尾張徳川家の城下町・名古屋は徳川御三家(尾張・紀州・水戸)の中でも様々な工芸技術が発展、継承されてきました。
過去から未来へ、その伝統文化の歴史的価値が認められ令和3年、人形・幟旗・雪洞などの「名古屋節句飾」が国の伝統的工芸品に指定されました。
当店の雛人形着付の技術は「裕光」から「尾張屋寿翁(おわりやすおう)」に引き継がれ、時を超えて雛人形を作り続けています。
また、今後、産地組合等が実施する検査に合格した名古屋節句飾にはこの伝統マークを使った伝統証紙が貼られます。

伝統的工芸士の認定
令和四年、「裕光二代目」は国家資格の伝統工芸士に認定されたのを機に
人形士「尾張屋寿翁(おわりやすおう)」と名乗ることにしました。
アクセス

人形館 山田人形店
〒481-0004 愛知県北名古屋市鹿田合田77
TEL:0120-23-0173 0568-23-0173 FAX:0568-24-0173
営業時間 9:00~18:00
11月から4月まで年中無休
駐車場 14台